合戦で農民や庶民は虐げられていたのか?


時代劇で、戦はもう嫌じゃと叫ぶシーンがありますがどうもしっくりしません。戦後の平和主義というより平和ボケのせいでドラマをそういう風に持っていきたいという意図があるような気がします。そういう傾向は、少なくなっているから時代に合わせてなんでしょうかね。

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昭和の時代は特にそうだったわけで農民や庶民(女性はもちろんのこと)じゃなく武士階級の人までが平和な世の中を、などと主張するシーンがあったのは誰しも一度は目にしたことがあると思います。私の意見としては、庶民が戦は嫌だと思っていなかったわけじゃないけど、農繁期やかき入れ時などに駆り出されるのは嫌だという意味で嫌だと思っていただけと考えるわけです。

katanagariまず、農民ですが豊臣秀吉が刀狩をして江戸時代に士農工商の身分を確立するまでは、農民と武士の違いはほとんどなく農民が戦闘要員になる士農一体が普通でした。刀狩をすすめた豊臣秀吉自体が、そもそも百姓でそののち商売をやり武士になるわけです。
農民も、弱弱しいものではなく支配階級からしても時に恐ろしいものに変化するものでありました。戦が始まると、いやだいやだと叫ぶどころか物見遊山で弁当持参で娯楽の対象ですらあったようです。何人かの歴史小説家の人もこの手の描写をしてますし、戦に負けると落ち武者狩り等を行う武士にとっては、恐怖の存在となります。

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lif1502190014-p1 戦で逃げる時が非常に危ないというのは実は敵が捕まえに来るわけではなくて、農民が恩賞欲しさで殺しに来る事や山賊まがいの行為をする事を恐れていたのが原因でしょう。有名処では、三日天下の明智光秀も農民に襲われていますしね。ということで、農民にとっては戦は、戦闘に参加するというアルバイトであったり、どさくさに紛れて臨時収入を得るいい機会だったわけです。
ちなみに、江戸時代になるとこういう戦もほとんどなくなり(幕末は別)農民が戦闘をしたり山賊まがいをする事はなくなりました。

日本人は平和をはき違えているような気がします。少なくとも昔の混沌とした時代背景の中では今の感覚や感情で考えることはできません。これは私がずっと書き続けていることでもありますが、時代によって考え方と時代背景が違うので、今と違うのは当たり前なのです。昔の特に戦国の頃の人々はそんな弱弱しいものではなく、したたかに生きていたはずです。少なくとも私はそう思います。

もちろん、私も戦争は怖いしイヤに決まってます。死ぬのだって怖いです。だからといって昔の人まで戦争は嫌だ、虐げられている、怖いと思い込むのはいかがなものでしょう。歴史を見渡すと敵に討たれるくらいなら自害をする、責任をとって切腹をするなど、みんなを助けるために犠牲になるなど、死に意味をもたせた例はいくらでもあります。

昔の人たちはそれだけ自分の死や生き方にプライドをもって自分の命でなにができるかを今にはない感覚で捉えていたのではないでしょうか?

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