平安時代の生活 貴族も楽じゃない!


img_6371日本には様々な時代がありますが、その中でも一番雅だった時代といえば「平安時代」が皆さんの頭に浮かぶのではないでしょうか?少なくとも私は平安時代にそんなイメージを持っていました。当時の貴族たちの暮らしは、美しい着物を着て、歌詠み・貝の絵合わせ・蹴鞠などと「ホホホホ・・・」という高らかな談笑が聞こえてきそうな暮らしぶりであったという印象があるのではないでしょうか?

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しかしながら、案外、私たちが思っている以上に貴族の暮らしは大変だったというのを紹介したいと思います。まず、彼らの一日のスタートは「星よみ」という今でいう占いからはじまります。例えば、「今日は想いを寄せている女性宅を訪れよう」と思っていても、占いで今日はある方角が凶と出ていれば、直線距離にしてわずが10mで愛する彼女の家に辿りつくことができる場合であっても遠回りして訪れるなどの工夫をしていました。占いによって自分の行動が制限されるとは、本当に大変なことですね。その他にもトイレなどで苦労されています。あの十二単を着用してのトイレはなかなか気合がいると思いませんか?実際には襟を重ねるなどをしていたため12枚も着てはいませんでしたが、それでも、今の私たちが思う着物の感覚からすると多いし重かったと思います。私は着物を着ませんが、成人式や日本文化のイベントなどでの着物を見るだけでも十分大変だろうと感じてしまいます。

bathing_puppiesでは、お風呂などはどうだったのでしょうか?貴族たちは、ほとんどお風呂に入っていなかったといわれています。ですから、自分の体臭を隠すといいましょうか、誤魔化すためにも、「お香」を部屋全体、着物にまで焚きしめていたと言われています。このような貴族に対して、実は庶民のほうが、トイレもしやすい装いでしたし、汗をかけば体を拭くという行為をしていたことからも暮らしは楽だったのかもしれません。

しかし、この貴族の暮らしは、現代の私たちの暮らしに少し影響を与えていたりもします。自分の体臭を気にしてお香まで焚きしめるような、恥じらいのある貴族たちです。そんな彼らがトイレの音は気にならなかったと思いますか?いえいえ、彼らは自分が用を足している音を聞かれまいと、箱に砂を入れ、その砂をお付きの者に棒でゴリゴリとかき回して、音を消していたそうです。このように、日本人の風流心だけでなく、恥じらいの心は平安時代から受け継がれてきているというわけです。当時は人力で音をかき消していたんですね。現代の音姫なんて商品はそんな日本人だからこそ出てきた発想なんでしょう。

img57282211日本人の恥じらいや忍耐、奥ゆかしさっていうものは昔から積み重なって培われた文化と言えるかもしれませんね。だから日本企業発の色んな商品が世界では評価され、ひいては日本の興味をもつ外国人が多いのでしょう。今ではそれもだいぶ失われている気もしますが、たまには日本人の心を思い起こした生活をしてみるのも楽しいかもしれませんね。

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