信長公記 新しい信長像が分かる歴史的な史書


405px-nobonagakouki織田信長と言えば、戦国期の革命児、天下統一に極めて近かった武将として有名です。あらゆる分野で革新的なことをして、戦国の常識を塗り替えてきています。そんな信長の伝記物として非常に有力な資料となっているのが【信長公記】です。著者は太田牛一という信長配下の武将です。この牛一、非常に書物を書くのが上手かつ好きだったようで、いろんな記録を残しています。信長の死後には丹羽長秀のもとで右筆として仕えたくらいです。どれも貴重な一次資料なものばかりです。その中でもこの信長公記は特に評価が高く、信長期の事情を知るのになくてはならない一次資料とされています。

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ちなみに25年くらい前でしょうか、信長公記の名前でスパーファミコンのゲームになってました。私はこれ買ってやってました!(笑)いまやクソゲーとして祀られるゲームですが、当時は喜んでやったものです。
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さて、話を戻します!信長公記ですが、編年体でまとめられています。(中学の歴史で出てきた言葉ですね)編年体と紀伝体。編年体は時代を追って記されているもので、記載全体の流れが見やすい書き方です。一部時代や内容の錯綜と思われる記述もあるのですが、全体として文書上から確認される事実や背景など、正確と思われ、資料としての価値は非常に高いとされています。信長の幼少期から1567年までを首巻、その後1568年の上洛から1582の本能寺までを1年ごとに1巻として1巻から15巻、合計16巻の大作です。あ、ちなみにのぶながこうきでなく「しんちょうこうき」と読むのが正しいです。

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この中で信長は果断で正義を重んじ、精力的で多忙で情も深く、道理も重んじる武将として描かれています。正しくスーパースター的な超人です。普通の人は多分ここで「あれ?」と思いますよね?一般的な信長像と言えば、冷淡で頭が切れて、短期で傍若無人、こんなイメージではないですか?(笑)もちろん、そういう側面もあったんでしょうし、比叡山焼き討ちとか将軍家の追放とか長島本願寺の殺戮とか、第六天魔王と言われるくらいかなり恐ろしいことをやってるのも事実ですからね。とは言え、これは私的にはまた別の考えもあるので、いつか書きたいテーマでもあるんです。さておき、そんな信長のイメージですが、残っている信長の書状とかでも太田牛一の評価に近い信長像も多いのです。それに牛一は信長の家臣で、ヒーロー的に表現するのは当然と言えば当然ですね。

内容ですが、いろんな記述が大量に書かれています。16巻もあれば当然と言えば当然ですね。実際に見てみると各合戦や出来事、政策などが小項目として編年式で羅列されています。全体を1文としてでなく、編年体ながらも紀伝体の要素も併せているので、非常に読みやすいのではないかと思います。もっとも私は原文でなく現代語訳文を読んだので、原本はもしかしたら違う記載なのかもしれませんが・・・。そうだったらごめんなさい!!^^;

この非常に貴重な資料である信長公記ですが、さきほど述べたように現代語訳されたものがあります。小説ももちろん楽しいですが、一度、本物を読んでみることをおススメします。小説は事実に基づいたすごく面白いと思いますよ!

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